名探偵たちの事件簿（だらだら～　No.02）

「アルセーヌ・ルパン」の事件簿をＵＰしました。見ていただけたでしょうか？
ルパン・シリーズは、子供のころにホームズ・シリーズと一緒に読んだという方も多いことでしょう。
そんなわけで日本では、かかなり知名度が高いです。
海外の名探偵と言えば「ホームズ」、海外の名怪盗と言えば「ルパン」といっても
過言ではないでしょう。ところがこのルパン・シリーズ、ホームズ・シリーズと違って
海外では、フランス本国をのぞいてほとんど読まれていないのです。
海外では義賊は受けないのでしょうか。ルパンが義賊だと言いきることは出来ませんけどね。
(だいたい「義賊」という言葉に相当する英単語ってあるんですかね。)

　さて、そのルパン・シリーズなんですがホームズ・シリーズと同様に
子供向けの作品は読んだ事があるけど普通に翻訳された作品というのは、
読んだ事がないという方がほとんどではないでしょうか。
そんな方は、ぜひ一度新潮文庫、創元推理文庫、偕成社のルパン・シリーズを
読んでみてください。かなり面白いと思います。
ルパン・シリーズの長編は、冒険小説にジャンル分けされることもありますが
短編は本格推理小説としてみてかなり面白いと思います。

私は、ルパンの出世作「アルセーヌ・ルパンの逮捕」という短編の作品がとても好きです。
この作品、実はＡ氏のとても有名な作品と同じトリックが使われているのです。
私は「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の方を先に読んでこの作品がとても好きになりました。
ところが世間ではＡ氏の作品は評価されていますが「アルセーヌ・ルパンの逮捕」は、
あまり評価されていないというか知られていません。
日本でもＫ氏が同じトリックで作品を書いています。
こちらも推理小説としてはあまり評価されていないし有名ではありません。
でもＫ氏の作品を先に読んだ人は、この作品が好きになったと思います。
作品の質は、良くても同じトリックを使っているとどちらが先に有名になったかで
その作品の後の評価は変わってくると思います。
でも、その作品の評価は悪くても作品そのものの質は悪くないと思います。
という訳でだらだら～と書きましたけど
ぜひルパン・シリーズも他の推理小説と同様に多くの方に読んでもらいたいのです。

子供のころに読んだという方もぜひもう一度読んでみてください。
とても面白いとおもいますよ。

ではでは。