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カーナッキ


「ウィリアム・ホープ・ホジスン」が描く幽霊狩人
トマス・カーナッキ(Carnacki)
チェイン・ウォーク472番地に住み、霊能力など持たない普通の人間。
電気五芒星などを使い心霊現象の源を排除する。
その源は、霊の場合、人為的な場合、または両方の場合がある。
友人4人、ジェソップ、アークライト(魔術に精通している)、テイラー、わたし(ドジスン)を
家に呼んで話を聞かせるという形で物語を進める。
話が終わると「帰りたまえ」と言って皆を帰らせる。


カーナッキの事件簿
No.事件名原題名日本での収録本
1 見えざるもの (The Thing Invisible) 「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
2 魔物の門口 (The Gateway of the Monster) 「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
3 月桂樹に囲まれた館 (The House Among the Laurels) 「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
4 非響の部屋 (The Whistling Room) 「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「神の遺書」デニス・ホイートリー編集 朝日ソノラマ ('85.10)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
5 街はずれの家 (The Searcher of the End House) 「幻想と怪奇 2号」歳月社('73.7.1)
「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
6 見えざる馬 (The Horse of the Invisible) HMM('74.07)題名:「幽霊馬」
「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「恐怖通信2」河出文庫('87.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
7 ジャーヴィー号の怪異 (The Haunted JARVEE) 「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
8 発見 (The Find) 「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
9 外界の豚 (The Hog) 「幽霊狩人カーナッキ」国書刊行会('77.01)
「幽霊狩人カーナッキ」角川ホラー文庫('94.07)
「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
10 探偵の回想 (Carnacki, The Ghost Finder) 「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫('08.03)
上記収録本以外に「幽霊探偵カーナッキ」学研文庫 怪奇ミステリーシリーズ(1986.09)がある。
No.10「探偵の回想」は、No.3「月桂樹に囲まれた館」No.2「魔物の門口」No.6「見えざる馬」No.4「非響の部屋」についての要約を
カーナッキが語るという体裁になっていてとくに新しい事件については語られていない。



参考文献およびパロディ,パスティッシュ
No.著者、編者など書名及び特集名内容収録誌
1 W・H・ホジスン「水槽の恐怖」(1907) ホラー「夜の声」創元推理文庫('85.08)
2 キム・ニューマンドラキュラ紀元 ホラー「ドラキュラ紀元」創元推理文庫('95.06)
3 A. F. Kidd , Rick KennettNo. 472 Cheyne Walk: Carnacki the Untold Stories」(2002) パスティッシュ未訳
4 ジョン・R・キングライヘンバッハの奇跡 シャーロック・ホームズの沈黙」(2011.07) パスティッシュライヘンバッハの奇跡 シャーロック・ホームズの沈黙
創元推理文庫(2011.07)
5 ウィリアム・ミークル
William Meikle
「慈悲の尼僧」
The Sisters of Mercy
パスティッシュナイトランド 4号」トライデント・ハウス(2012.12)
6 ガイ・アダムス
Guy Adams
「シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件」
Sherlock Holmes : THE BREATH OF GOD
パスティッシュシャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件
竹書房文庫(2014.10)
7 ウィリアム・ミークル
William Meikle
「泣き叫ぶ女」
Carnacki:The Banshee
パスティッシュナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち
書苑新社(2016.05)
No.1「水槽の恐怖」は、カーナッキものの先駆をなす最初の作品
No.3「No. 472 Cheyne Walk: Carnacki the Untold Stories」は、語られざる事件を現代作家が書いた作品集
No.4「ライヘンバッハの奇跡 シャーロック・ホームズの沈黙」は、シャーロック・ホームズと若きカーナッキが出会う話です。
舞台は、ホームズの「最後の事件」になっています。
No.6「シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件」は、シャーロック・ホームズが主人公ですが、
カーナッキとジョン・サイレンスも登場します。



更新履歴
2008.04.06収録本にNo.10「探偵の回想」を追加
収録本に「幽霊狩人カーナッキの事件簿」創元推理文庫を追加
No.5「街はずれの家」の収録本に「幻想と怪奇 2号」歳月社を追加
No.6「見えざる馬」の収録本に「恐怖通信2」河出文庫を追加
参考文献にNo.3「No. 472 Cheyne Walk: Carnacki the Untold Stories」を追加
2011.08.09参考文献にNo.4「ライヘンバッハの奇跡 シャーロック・ホームズの沈黙」を追加
2012.12.24参考文献にNo.5「慈悲の尼僧」を追加
2014.11.24参考文献にNo.6「シャーロック・ホームズ 神の息吹殺人事件」を追加
2016.07.31参考文献にNo.7「泣き叫ぶ女」を追加


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