[HOME] [LINK]
思考機械


「ジャック・フットレル」が描く名探偵。
思考機械(Thinking Machine)
シャーロック・ホームズのライヴァルたちの一人。
本名:オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン教授
哲学博士PH.D.法学博士LL.D.王立学会会員F.R.S.
王立学会会員F.R.S.医学博士M.D.歯科博士M.D.S.
そしてアメリカはボストン地区の某大学教授だった。
名前と肩書きでアルファベットのほとんどの文字を使ってしまうという驚くべき人物。
「二プラス二は四である。」という口癖の通り論理的思考の持ち主。
純粋に論理的楽しみとして事件を解決する。


思考機械の事件簿
No.事件名(原題名)日本での主な訳本(出版年)
1 「十三号独房の問題」
(The Problem of Cell 13)1905
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「世界短編傑作集1」創元推理文庫('60.07)
2 「ラルストン銀行強盗」
(The Ralston Bank Burglary)1905
※1
3 「焔をあげる幽霊」
(The Flaming Phantom)1905
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
HMM('75.02)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
4 「深夜のドライブ」
(The Great Auto Mystery)1905
「ミステリーズ! Vol.02」
東京創元社('03.09)
5 「百万長者ベイビー・ブレイク誘拐」
(Kidnapped Baby Blake, Millionaire)1905
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
6 (The Mystery of a Studio)1905 未訳
7 「赤い糸」
(The Scarlet Thread)1905
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
8 「正体不明の男」
(The Man Who was Lost)1905
※1
9 (The Golden Dagger)1905 未訳
10 「復讐の暗号」
(The Fatal Cipher)
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
11 (The Grip of Death)1906 未訳
12 「消えた女優」
(Dressing Room "A")1906
「創元推理14 1996年秋号」東京創元社('96.09)
「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
13 「金の皿盗難事件」
(The Chase of the Golden Plate)
「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
14 「モーターボート」
(The Motor Boat)1906
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
15 「紐の切れ端」
(A Piece of String) 1906
「紐の切れ端」翻訳道楽('05.02)
「糸の結び目」DL market('11.11)
16 「水晶占い師」
(The Crystal Gazer)1906
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
17 「ロズウェルのティアラ」
(The Roswell Tiara)1906
「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
18 「ラジウム盗難」
(The Lost Radium)1906
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
19 「オペラ桟敷席の謎」
(An Opera-Box)1906
「オペラ桟敷席の謎」翻訳道楽('05.02)
HMM('14.09)
20 「消えた首飾り」
(The Missing Necklace)1906
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
21 「緑の目の怪物」
(The Green-Eyed Monster)1906
「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
22 「完全なアリバイ」
(His Perfect Alibi)1906
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
23 「幽霊自動車」
(The Phantom Motor)1906
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
24  わら
「嗤う神像」 メイ・フットレル著
(The Grinning God)1906
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
HMM('88.12)
「家ありき」 ジャック・フットレル著
(The House That Was)1906
25 「呪われた鉦」
(The Haunted Bell)1906
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
26 「茶色の上着」
(The Brown Coat)
(Stolen Bank Notes)1906
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
HMM('75.02)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
27 「余分の指」
(The Superfluous Finger)1906
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
28 「思考機械登場」
(The Thinking Machine)1907
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
※2「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
29 (My First Experience with the Great Logician)1907 ※3
30 (The Problem of the Knotted Cord) 1907 未訳
31 「絵葉書の謎」
(The Problem of the Souvenir Cards)1907
「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」
名探偵読本5パシフィカ('79.04)
「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
32 「ルーベンス盗難事件」
(The Problem of the Stolen Rubens)1907
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
33 「三着のコート」
(The Three Overcoats)1907
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
34 「オルガン弾きの謎」
(Problem of the Organ Grinder) 1907
「オルガン弾きの謎」翻訳道楽('05.02)
35 「百万ドルの在処」
(The Problem of the Hidden Million)1907
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
36 「タクシーの相客」
(The Problem of the Auto Cab)1907
「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
37 「専用個室の謎」
(The Private Compartment) 1907
「専用個室の謎」翻訳道楽('05.02)
「殺された花嫁」DL market('11.12)
38 「《思考機械》調査に乗り出す」
(The Thinking Machine Investigates)
(別題:The Problem of the Cross Mark)1907
EQMM('59.06)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
※4
39 「幽霊の女」
( The Ghost Woman)1907
※1
40 「情報洩れ」
(The Leak)
(Silver Box)1907
「思考機械」ハヤカワ・ミステリ文庫('52.06)
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
41 (The Problem of Convict #97)1907 未訳
42 「廃屋の謎」
(Problem of the Deserted House) 1907
「廃屋の謎」翻訳道楽('05.02)
43 (Problem of the Red Rose)1907 未訳
44 「消える男」
(The Problem of the Vanished Man)1907
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
45 「壊れたブレスレット」
(The Problem of Broken Bracelet)1907
「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)
46 「跡絶えた無線」
(The Interrupted Wireless)1907
「思考機械の事件簿II」創元推理文庫('79.12)
47 「百万ドルの手紙」
(The Case of the Life Raft) 1912
「百万ドルの手紙」DL market('11.11)
48 (Five Millions by Wireless)
(Prince Otto)
(Millions by Wireless)1912
未訳
49 「謎の凶器」
(The Case of the Mysterious Weapon)
(The Case of the Scientific Murderer)
(An Absence of Air) 1912
「思考機械の事件簿I」創元推理文庫('77.07)
50 (The Jackdaw Girl)1912 未訳
51 (The Yellow Diamond Pendant) 未訳

なおこの事件簿は、「名探偵読本5 シャーロック・ホームズのライヴァルたち」(パシフィカ)のデータと
Wikipediaの情報を元に作成しました。

「名探偵読本5 シャーロック・ホームズのライヴァルたち」に収録されている「フットレル略伝」(押川曠・著)によると
「思考機械の作品は、推定だが全部で四十八編(ただしE・F・ブライラーによれば四十五編)」となっている。
詳細は、「フットレル略伝」を参照のこと。
No.24「嗤う神像」は、メイ夫人が書いたホラー小説であり、
それにジャック・フットレルが合理的に解答をつけたものが「家ありき」である。
No.25「呪われた鉦」は、The Diamond Master(長編 1909)の第二版に付け加えられたエピソードだが
独立した作品として読むことができる。
ジャック・フットレルは思考機械譚の新作十作のうち四作だけをロンドンに残しタイタニック号に乗り込み
残り六作は、作者と共に海に沈んだ。
思考機械シリーズの詳細は、ジャック・フットレルの公式サイトJacques Futrelle(http://www.thinkingmachine.com/)
Jacques Futrelle(http://www.futrelle.com/)
(埋もれてしまった作品も含めて思考機械シリーズ全作のテキストが収録されている!)

※1・・・No.2「ラルストン銀行強盗」とNo.8「正体不明の男」とNo.39「幽霊の女」については、
渕上痩平氏が自身のブログで邦訳を掲載しています。海外クラシック・ミステリ探訪記
※2・・・No.28「思考機械登場」は、「思考機械の事件簿III」創元推理文庫('98.05)だと独立した作品ではなく
No.12「消えた女優」の一部になっています。
※3・・・No.29「My First Experience with the Great Logician」の邦訳は、
No.38「《思考機械》調査に乗り出す」の前半に含まれています。
※4・・・No.38「《思考機械》調査に乗り出す」の邦訳は、
前半にNo.29「My First Experience with the Great Logician」が含まれています。



参考文献およびパロディ,パスティッシュ
No.著者、編者など書名及び特集名内容収録誌
1 中島河太郎+押川曠・編 「思考機械と新青年の世界」他 研究、その他 「名探偵読本5 シャーロック・ホームズのライヴァルたち」
パシフィカ('79.04)
2 若竹七海・著 「消えた女」 パスティッシュ ネプチューン
「海神の晩餐」講談社('97.01)
講談社文庫('00.01)
3 芦辺拓・著 「大君殺人事件
 またはポーランド鉛硝子の謎」
パロディ 「真説 ルパン対ホームズ」原書房('00.04)
「真説 ルパン対ホームズ」創元推理文庫('05.08)
4 北原尚彦・著 「二大名探偵、対決す」 パロディ HMM('00.12)
5 E・D・ホック 著 「瀕死の客船」 *1 GIALLO '01年夏号(No.04)
6 ジャック・フットレル 著 「大型スーツケースの謎」 *2 HMM('99.10)
7 山田風太郎・著 「二つの密室
 第二話 大完全脱獄」
パロディ 小説公園('51.07)
「山田風太郎コレクション1 天狗岬殺人事件」
出版芸術社('01.01)
8 森英俊・著 フットレル,ジャック
Futrelle,Jacques
作家紹介、作品紹介 「世界ミステリ作家事典[本格派編]」
国書刊行会('98.01)
9 ピーター・ラヴゼイ 著 「十号船室の問題」
(The Problem of Stateroom 10)
*3 HMM('03.04)
10 桑田次郎 画 「完全脱獄」(The Problem of Cell 13)
「余分な指」(The Superfluous Finger)
コミック 「完全脱獄+マラコット深海」マンガショップ('05.08)
11 アーサー・ポージス 著 「ステイトリー・ホームズの新冒険」 *4 「シャーロック・ホームズの栄冠」
論創社('07.01)
12 キャロリン・ウェルズ 著 「犯罪者捕獲法奇譚」 パロディ *5 「シャーロック・ホームズの栄冠」
論創社('07.01)
13 森元さとる・画 「モーターボート」 コミック 「mystery classics ブラウン神父 II」講談社('07.03)
14 キャロリン・ウェルズ 著 「洗濯ひもの冒険」
(The Adventure of the Clothes-Line)
パロディ *6 「シャーロック・ホームズの災難(上)」
ハヤカワ・ミステリ文庫('84.12)
No.3には、他にも数名の名探偵が出ている。
*1No.5は、シャーロック・ホームズのパスティッシュ。舞台はタイタニック号。
思考機械は登場しないがジャック・フットレルとメイフットレルが登場している。
*2No.6は、ジャック・フットレルが書いたシャーロック・ホームズのパスティッシュ。
思考機械シリーズを発表するひと月近く前に連載したもの。
*3No.9は、舞台はタイタニック号。
思考機械は登場しないがジャック・フットレルが登場している。
*4No.11は、シャーロック・ホームズのパロディ。
名探偵が多数登場するが思考機械の名前も出てくる。
*5No.12は、名探偵が多数登場するパロディ。
*6No.14は、名探偵が多数登場するパロディ。


更新履歴
2000.05.10「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に
No.3「大君殺人事件 またはポーランド鉛硝子の謎」を追加
2000.10.26「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」にNo.4「二大名探偵、対決す」を追加
2001.06.24「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」にNo.5「瀕死の客船」を追加
2001.10.05「焔をあげる幽霊」の収録本にHMM('75.02)を追加
「消えた女優」の収録本に「創元推理14 1996年秋号」を追加
「茶色の上着」の収録本にHMM('75.02)を追加
「謎の凶器」の原題名を修正
2001.10.06「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」にNo.6「大型スーツケースの謎」を追加
「十文字の問題」(The Problem of the Cross Mark)と
「《思考機械》調査に乗り出す」(The Thinking Machine Investigates)は、
同作品であると判明。一つにまとめた。
2001.10.23「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」にNo.7「二つの密室 第二話 大完全脱獄」を追加
2001.11.24公式サイトJacques Futrelle(http://www.thinkingmachine.com/)へのリンクを追加
2002.01.09公式サイトJacques Futrelle(http://www.futrelle.com/)へのリンクを追加
2002.05.24「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に「世界ミステリ作家事典[本格派編]」を追加
2003.02.28「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に「十号船室の問題」を追加
2003.09.21「深夜のドライブ」の訳本に「ミステリーズ! Vol.02」を追加
2005.03.21Amazonへのリンクを追加
「オペラ桟敷席の謎」の訳本に「翻訳道楽」を追加
リスト外に「紐の切れ端」「オルガン弾きの謎」「専用個室の謎」「廃屋の謎」を追加
2005.10.09「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に「真説 ルパン対ホームズ」(創元推理文庫)を追加
2005.11.13「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に「完全脱獄」(マンガショップ)を追加
2007.03.04「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に
「ステイトリー・ホームズの新冒険」「犯罪者捕獲法奇譚」を追加
2007.05.13「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に
「mystery classics ブラウン神父編 2」(講談社)を追加
2009.04.05「参考文献およびパロディ,パスティッシュ」に「洗濯ひもの冒険」を追加
2014.08.16No.25「オペラ桟敷席の謎」の主な訳本にHMM('14.09)を追加
2014.09.23リストを大幅に作り直し。
No.2「ラルストン銀行強盗」、No.8「正体不明の男」、No.39「幽霊の女」に訳本追加。
No.15「紐の切れ端」No.37「専用個室の謎」No.47「百万ドルの手紙」に訳本追加。



[HOME] [LINK]